７０代 女性
２週間前に帯状疱疹を患い
右足の付け根と右腰に強い痛みと発疹ができた
医者に行って薬を処方して貰ったところ少し楽になったが
痛みのために眠れない夜が続いていた。
今日になって左首筋に痛みが出始め
次第に強くなって頭痛もする
ご主人の運転する車で来院
椅子に腰掛けて
記録用紙にお名前、ご住所などご記入いただいてから
問診により上記のような経緯をお聞きしたのだが
とにかく首の痛みが酷く
頭を支えていられずに机に突っ伏してしまう
普段は
椅子に腰掛けたまま骨盤の歪みをチェックし
歪んだ骨盤を正す自己療法をお教えするという流れになるのだが
即座に施術台に仰臥していただいた
仰臥して猶、首筋に痛みを感じるというのだから
その強さがお分かりいただけるだろう
頚椎を検査すると、案の定酷く左に曲がっており
バンザイをすると左右の腕の長さが１５mmも違っている
これには本人もビックリ！
背骨は腰椎の上下２ヶ所で大きく歪んでいるため
胸椎と尾骨が３ｃｍもずれてしまっている
また、本人には肩こりの自覚症状は無いのだが
両肩の筋肉が緊張して極端な「怒り肩」となり
首がめり込んだようになってしまっている
腰椎の歪みが帯状疱疹の原因であり
肩の緊張・頚椎の歪みに加え
帯状疱疹の痛みで最近満足に寝られていないことが
首筋の激痛を引き起こしたものと思われる
腰椎の歪みを取り
骨盤の歪みを正し
背中から肩にかけての緊張を解していくと
やっと肩が降りてきた
バンザイをしてみると
左右の腕の長さもピッタリ揃っている
後は、頚椎の歪みを整え
潰れ始めている頚椎椎間板を復元すれば大丈夫
すべての施術を終えて起き上がってみると
さっきまでの首の痛みはどこへやら
眉間のシワの代わりに素敵な笑顔が戻ってきた
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